事の始まり
俺の右側のこめかみには小さな「ホクロ」があった。
いや、結論を先に言うと、そもそもその認識が間違っていた。
その「ホクロ」はだんだんと膨れ上がり、小指の先ほどのサイズだったのが、3年かけて親指の先端ぐらいまでのサイズに膨れ上がった。
それでもまさかその時の俺はそれが「イボ」だとは思わず放置。しかし大きくなるにつれて場所も場所だったから、その黒い塊は目立つようになってきた。
コンプレックッス化してきた
まず初対面の人の視線が俺の右こめかみに行く事(気にしていたことにより自意識過剰になっていたのかもしれないが)がストレスになってきた。そりゃそうだよなと思いつつも、頭をポリポリ。どうしたもんかなと。すでにこの時にはプチコンプレックスになってきていた。
当時の事を聞くと、奥さんは全く気にしていなかったらしいのだが、俺の家族から「皮膚ガン」かもという恐ろしいワードが出てくるようになり、心配だから皮膚科に行きなさいとの身内からの圧がかかり始めてきた。
俺は悩みに悩んで、皮膚科に行くことに。
診断結果は「ホクロ」ではなく「老人性イボ(脂漏性角化症)」
「皮膚ガン」でなかったことには安心したが、頼むから老人性というキラーワードはやめてくれと思った。
治療と薬
治療は簡単だった。
エアーサロンパスみたいな「患部を冷却するスプレー」を俺の限界まで患部に噴射する。
俺と先生の間で
先生「まだ行ける?」
俺「行けるっす!(涙目)」
の、やりとりが何度も繰り返される。ただこっちも男。施術中に限界までやってやろうじゃねぇかの変な意地が生まれてくる。
そして、俺の「もう限界です!」の一言で終了。
なんというか、自分を痛めつける限界に挑戦するという変なゾーンに入ってしまい、施術後半は気持ち良さにも似た達成感を感じていた。
首周りの「おまけイボ達」も医療用ハサミで除去
今回の「こめかみイボ」の他に、俺には首に謎の黒いぷつぷつ(数十個)があった。
それらはマフラーやTシャツなんかを着るときに引っかかって痛かったりしたので、それっも相談した。(※画像もあるのだが、気持ち悪いのでやめておく。イメージは正露丸を1/10くらいにしたもの)
結果的にこれも「軟性線維腫」と言われる「イボ」だった。
これらは突起しているものだけはハサミで切れるが、まだ皮膚に収まっている物は切除できないこと。
こいつらは計3回の通院で全て取り終わった。おそらく大小20個はあったと思う。
これは本当にやって良かった。首周りがスッキリした気がするし、首の見た目が明るくなった気がする。
歳を重ねると、またこいつらは出てきてしまうらしいのだが、その時はまた取りにいけば良いだけ。
施術費用の合計
今回の治療内容は「首のいぼをカット」と「こめかみイボを冷却」と「ヨクイニン」という漢方の飲み薬の3点で、合わせて2000円ぐらいだった。
正直こんなに安く済むなら、もっと早く行っておけばよかった。
まとめ
今回のメインの悩みだった「老人性イボ(脂漏性角化症)」は結果的に3回目の冷却スプレーでほぼ消滅(薄いアザ・シミ程度は残っている)した。
よーく見れば正常な皮膚とは違うなぁとわかる感覚。
施術後の簡単な経過観察を言うと、
1回目の冷却後「イボがとにかく痒くなる」
2回目の冷却後「イボが浮き出てきて、ポロポロ落ちてくる」
3回目の冷却後「痒みのピーク〜イボが全部皮膚から剥がれ落ちた」
こんな感じである。
日常生活では、俺は飲食業の仕事をしているから、剥がれ落ちたイボが料理に落ちないようにすることが一番気を使ったことだ。
最後に
気になっていたイボの治療は全部終わったのだが、おそらく「ヨクイニン」の効果によるものだとは思うのだが、俺の皮膚に隠れていた他のイボ候補達にも効果が現れてきて、一つまたイボが盛り上がってきたのである。
こいつをまた正月が明けたら取りに行ってみようと思うので、またその結果はこのブログに載せようと思うので、楽しみにしていてほしい。
同じ悩みがある人は、結構簡単に安価に済ませる事ができたので、早めに皮膚科の先生に相談する事をオススメする。
アラフォーにもなると、身体、皮膚、体臭、精神を色々とケアしていかないと、あっという間に見た目も内面もおじさん化してしまうので、来年もケアしていこうと思う。